マリア・バレエクラスについて

マリア・バレエクラスについて

トップ・ページでお話したようにマリア・バレエは40年の歴史がありますが、袖ヶ浦の団地の集会場でバレエ教室をなさっていた先生がご病気で後任の先生を探しているのだが教えに来てほしい、との話がありお引き受けしたのが始めの経緯でした。 それまでは他のお教室の教えを手伝ったり、バレエ団の支部を教えたりはしていましたが自分の教室を持つのは初めてでしたから毎週一回水曜日が来るのを待ち構えて教えに来ていました。
以前の先生の思い出から早くぬけて私に馴染んでほしい・早く上手にしたい・早く発表会をしたいと盛り沢山のプログラムで教えていたと思い出します。
当時の生徒たちも皆熱心で、もっと遠慮なく自由に時間を使って練習させたいとの思いは強く、ほどなく私達だけのスタジオをもてる事になりました。発表会ではとびきりのゲストスターを招いたりするのではなく、在籍する生徒を大切にその人材の範囲内で適した作品を、という思いからクラシックバレエの全幕をマリア・バレエ用に脚本から書き換えてマリア・M版として振り付け、作品としてもお客様に喜んで戴こうとして来ました。
手間はかかるし、大変ではありましたが、この作業はとても楽しかったです。

やがて日本は空前のバレエブームになりコンクールがあちこちで開催され、コンクールのためのレッスンが普通であるような状況になって来ました。
確かにバレエの技術・表現は圧倒的にレベルアップしたと思いますし、これは素晴らしい事ですが、そのことのためには他のことは二の次で良いのだろうか?と疑問に思うような状況にもなってしまったと、私には思えたのです。
いくらバレエが好きで才能があってもプロの路に進めるのなんてほんの一握りの生徒にすぎません。
本人の能力を論じる以前に、健康上の問題・家庭の経済事情その他全ての問題が整わないとバレエを続けて行くことさえが、まず無理になってくる訳です。   

多くの生徒が簡単に諦めてしまい、今まで何度も寂しい別れがありました。「結局、先生ほどにはバレエが好きではないのだ」というのが私の心の独り言になりました。バレエが好きなあまりバレエに進むことだけが素晴らしい事の様に思い込んでいたからです。
しかし、ほどなくその様な考えは教える側の思いであり生徒達にはそれぞれのバレエ人生があるとのだ、と気付かされる日が来ました。
バレエを続けられなかったら駄目な人間なのでしょうか?
長くスタジオを続け沢山の生徒に接し、より深く追求すると「ではバレエが素晴らしければ人間としてはどうでもよいのか?」という思いが課題となりました。
しかしこの暗雲のような思いは、ある時バレエの高名な先生とお話をさせていただいていた時に「その人がレッスンしているのを観ればその人の人間性まで全てが解る」とのお言葉を聞いて、私の心からすーっと晴れて行きました。マリア・バレエは国立のバレエ学校ではないのですから、バレリーナになるのを目的に入会してくる子供達ばかりではありません。学校生活や他の習い事とも並行してその一つがバレエかも知れないのです。
街の教育機関のひとつとして、お子さんをお預かりする以上バレエを通して全体的に丸く広い心の人格を持った人間に育ってほしい、バレエばかりでなく最も自分に合ったジャンルに進んでほしいというのが私の本音になっています。マリア・バレエで出合った沢山の生徒達がバレエを続けて行っても、辞めることになった時にも、このスタジオで過ごした何年間かを無駄だったと感じないような団体であれば良いのだ、と思うようになりました。

そう思えばこそ、バレエそのものを追及する気持ちはより深いものになっていき、指導にも力がはいります。
バレエというひとつのことを深く掘り下げる事で、逆に全てのことが大きく広く見えてきます。
だれにでも出来る様な簡単なことではなく、とても厳しいことだという事実を知ってもらう事も私の使命かな、と思うのです。

それでも、この様な考え方の教師のもとからもバレエを専門に仕事にして行こうとする生徒は何人か出てきました。

個性豊かでありながら協調性もあり、強い意志を秘めていても他人には優しい等、およそ現代社会で忘れられかけている人格が欠落していては、皆で心をひとつにして同じ踊りを踊る事は不可能なので、その様な生徒にコール・ド・バレエは出来ないのです。群舞が出来ないのにソリストやプリマが出来るのでしょうか?
今、バレリーナを目指して日々レッスンに励んでいる生徒たちには、そういうことが解っての上に羽ばたいて行ってほしいのです。
現代社会の精神的な崩壊は子供達の心をも蝕み、ある時はスタジオ運営にも危機感を持った時もありました。が、やはり原点に帰ってバレエの専門団体としてのレベルを上げながら教育機関としての責務も忘れない事を目標にしようと日々心がけています。バレエの路に進みたい生徒だけでなく、バレエに向いていないのでは?と思える生徒には自分に適した進路の相談に乗り一回の人生に悔いが残らない様にと話を聞きます。

お陰で、今は個性豊か過ぎるぐらいの生徒ばかりですし、バレエ界ばかりではなく違う芸術のジャンルや全く違う職業について活躍している卒業生も沢山いて、そのほとんどが、今時こんなに好い子がいるのかしらと思わせる様な人格なので嬉しく思います。バレエを通して培った「凛とした本当の強さ」は社会に羽ばたいた時に大輪の花となってひらいている様でとても嬉しいのです。
これからもひとりひとりを大切に指導させていただこうと気を引き締めています。
このホームページを通して、マリア・バレエがこの様な「思い」で生徒をお預かりしてきた団体であることを在籍している生徒も含めて、皆様に知ってほしいと思います。

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  • お問い合わせTel・Fax 047-451-8087メールフォームはコチラ

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千葉のバレエ教室
マリア・バレエクラス
〒275-0014
千葉県習志野市鷺沼3-5-35
サード・アベニュー1F
受付/10:00~19:00(日曜休)
Tel 047-451-8087

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